体を引き締めたりスタイルアップを目指したりするために、ピラティスを始める人が増えています。
しかし、「いきなりレッスンに通うのは抵抗がある」「気軽にできるピラティスはないかな？」と考えている人もいるでしょう。
そこで、レッスンに通って本格的にピラティスを始める前に、自宅で簡単にできる「ウォールピラティス」が注目を集めています。
ウォールピラティスはマットと壁があれば手軽にできるので、完全初心者でも始めやすいです。
この記事では、ウォールピラティスの概要や、ウォールピラティスで期待できる効果、ウォールピラティスのメリットとデメリットを紹介します。
これからピラティスを始めようとしている人や、ピラティスをすでに習っているけれどレッスンに通えない日に自宅でもできるエクササイズを探している人は、ぜひ参考にしてください。
ジャンプできる目次
ウォールピラティスとは？
ウォールピラティスとは、壁を補助代わりに使っておこなうピラティスを指します。
壁を利用して複数のポーズを取り、インナーマッスルを鍛えます。
マシンを用いることなく気軽にできることから、自宅で簡単にピラティスをしてみたい人や、お金をかけずにピラティスを楽しみたい人におすすめです。
いきなりレッスンに通うのはハードルが高いと感じる初心者の人も、まずはウォールピラティスから始めてみるのもいいでしょう。
ウォールピラティスは、壁に足を押し付けながらポーズを取るため、より負荷がかかり、筋力アップのスピードも早まると言われています。
ピラティスの種類は大きく分けて2つ
ピラティスの種類は、大きく分けて2つあります。
マットピラティス
マットピラティスは、ヨガなどで使うようなマットを利用したピラティスです。
スタジオなどのグループレッスンでは、マットピラティスをおこなうことが多いです。
専用の道具を使わないため、ピラティス初心者でも気軽に始めやすいメリットがあります。
体幹を重心として、全身を満遍なく鍛えられるでしょう。
マシンピラティス
マシンピラティスは、ピラティス専用のマシンを使いながらおこなうピラティスです。
専用のマシンを使うため、マシンピラティスはマンツーマン、もしくはペアでおこなうことがほとんどです。
マットピラティスとは異なり、マシンを使って負荷を好きなように調節できるメリットがあります。
そのため、エクササイズのバリエーションを増やすことができるだけでなく、リハビリなどにも活用できます。
ウォールピラティスは、マットピラティスを応用させたポーズが多いです。
ピラティスマシンの「フットバー」の代わりに壁を使用するため、壁に足を押し付けながらさまざまなポーズを取ります。
そのため、マシンピラティスのように負荷を好きなように調節することは難しいものの、マットピラティスよりも抵抗が加わりやすく、筋力をよりアップさせることが可能です。
ウォールピラティスは、マシンピラティスよりも手軽なピラティスがいいけれど、マットピラティスよりもステップアップしたピラティスに挑戦したい人におすすめできます。
ウォールピラティスで期待できる効果は？
ウォールピラティスでは、どのような効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、ウォールピラティスで期待できる効果を解説します。
＜ウォールピラティスで期待できる効果＞
- 姿勢の改善
- 筋力アップ
- ストレスの軽減
効果1.姿勢の改善
ウォールピラティスでは、姿勢の改善が期待できます。
ピラティスではインナーマッスルを鍛えることができ、継続していくと背骨の形や骨盤のゆがみが治ると言われているからです。
インナーマッスルの低下で姿勢が悪くなると、肩こりや腰痛、便秘など内臓機能への影響も考えられます。
ウォールピラティスを続けることで、姿勢が綺麗になるだけでなく、これまで悩まされてきた体の不調からも解放される可能性が高まるでしょう。
効果2.筋力アップ
ウォールピラティスではインナーマッスルを鍛えられるため、当然ながら筋力アップが期待できます。
しかし、ピラティスは筋トレのように、ムキムキになることはありません。
その理由は、ピラティスでは深層部にある筋肉、すなわちインナーマッスルを鍛えるからです。
そのため、ピラティスは、「ムキムキにはなりたくないけど、体を引き締めたい」という人にも人気のあるエクササイズです。
ピラティスを続けていくと、引き締まったしなやかな体を手に入れられるでしょう。
効果3.ストレスの軽減
ピラティスは、精神面にも良い影響を与えてくれます。
ピラティスは1つ1つの動作を正確に、そして丁寧におこなうため、集中力が高まります。
集中力が高まると精神的な落ち着きを得られるため、ストレスの軽減へとつながるのです。
また、ピラティスでは呼吸を大事にして1つ1つの動作をおこなうので、自律神経を整えることができ、メンタル面にもメリットがありますよ。
ウォールピラティスのメリットとデメリット
最後に、ウォールピラティスのメリットとデメリットを紹介します。
ウォールピラティス最大のメリットは、その手軽さにあります。
ウォールピラティスは、マットと家の壁を使えば簡単にピラティスがおこなえるため、隙間時間にピラティスをしたい人におすすめです。
レッスンに通う場合は、自宅と教室までの往復の時間や、レッスン時間を確保しなくてはいけません。
日中に仕事をしていて、通いにくいと感じる人もいるでしょう。
ウォールピラティスであれば、自宅で気軽におこなえるので、寝る前のちょっとした時間や朝起きて目覚めのエクササイズとしてもおすすめです。
また、本格的にピラティスを始めたいと思っても、いきなりレッスンに参加するのはハードルが高いと考える人もいるはずです。
そのような人は、まずは自宅でウォールピラティスをしてみて、ピラティスの動きの全体像や体の様子などを確かめるのもいいでしょう。
しかし、ウォールピラティスは、当然ながら客観的に見てくれるインストラクターがいません。
そのため、ポーズの取り方、呼吸の仕方が自己流になってしまうデメリットがあります。
一度癖がついてしまうと正しいフォームに直すのが大変なので、できるだけ早い段階でレッスンへ移行するのがおすすめです。
まとめ：ウォールピラティスは自宅で簡単にできるエクササイズの1つ！ピラティスのお試しやレッスンの復習としてもおすすめ
ウォールピラティスは、マットと壁を使っておこなうエクササイズです。
ピラティスには激しい動きがないため、集合住宅に住んでいる人でも自宅で簡単にエクササイズを取り入れられます。
ピラティスを続けることで、姿勢の改善、筋力アップ、そしてストレス解消などさまざまなメリットを得られるでしょう。
ピラティスは元々リハビリ目的で始められたエクササイズなので、筋肉量やこれまでの運動経験を問わず、誰でも始められるのも魅力の1つです。
しかし、ウォールピラティスは自宅で気軽にできる分、自己流になりがちです。
「もっと本格的にピラティスをやってみたい！」と感じたら、レッスンに通うことをおすすめします。
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