理学療法士はピラティス資格を取得するのがおすすめ

理学療法士はピラティス資格を取得するのがおすすめ?似ている点や取得するメリットを解説

理学療法士はピラティス資格を取得するのがおすすめ

活躍の幅を広げたい理学療法士は、ピラティス資格を取得するのも1つの選択肢です。

しかし、「ピラティスと理学療法士にはどのような関連があるの?」「ピラティス資格を取得すると、どのようなメリットがあるの?」と気になることも多いでしょう。

そこでこの記事では、ピラティスの概要や、理学療法士がピラティス資格を取得するメリットを詳しく解説します。

スキルアップを目指している理学療法士の人は、ぜひ参考にしてください。

理学療法士におすすめな資格!ピラティスとは?

ピラティスとは

活躍の場を広げたい理学療法士は、ピラティスの資格を取得するのがおすすめです。

実は、理学療法士とピラティスには関連性があるため、理学療法士の資格を生かしつつピラティスの分野での活躍も期待できます。

そのため、全く別ジャンルの資格を取得するよりは、ピラティス資格を取得することがおすすめされているのです。

ここからは、ピラティスと理学療法士の関連性や、ピラティスの概要を紹介します。

ピラティスと理学療法士は似ている部分がある?

ピラティスと理学療法士

ピラティスとは、ジョセフ・ピラティス氏によって考案されたエクササイズです。
ピラティスと聞くと、体作りのためや、メンタル面の安定のためにおこなうエクササイズだと思われがちですが、実はピラティスが考案された当初は「リハビリ」として使用されていました。

当時は第一次世界大戦中だったため、戦争で負傷した兵士のリハビリにピラティスを使用し、そこから現在のようなスタイルへ発展しました。

ピラティスは、体幹強化や姿勢改善、そして心身の健康増進に役立つエクササイズです。
体の柔軟性を高め、しなやかな体を目指します。

理学療法士は、病気や怪我をした人のリハビリをおこなう職業です。
さまざまな療法を用いて、自立した日常生活が送れるように支援します。
つまり、理学療法士は「リハビリ専門職」とも言えるでしょう。

つまり、ピラティスと理学療法士は「リハビリ」をキーワードとしています。
そのため、繋がりがないように見えて、実は似ている点も多いです。

ピラティスは大きく分けて2種類

ピラティスは、大きく分けて2種類に分けられます。

マットピラティス

マットピラティス

マットピラティスは、ヨガマットでおこなうエクササイズです。
自分の体重を負荷としてエクササイズをおこない、ヨガマット1枚あれば気軽にできる点も特徴です。
体幹の筋肉を強化し、柔軟性やバランス感覚を高めます。

マシンピラティス

マシンピラティス

マシンピラティスは、専用のマシンを用いておこなうエクササイズです。
マシンピラティスは、マットピラティスとは異なり負荷を自由に設定できます。
そのため、リハビリ目的でもよく使われる方法です。
また、マシンによって負荷や動きのサポートを受けられるため、ピラティスの動きにまだ慣れていない初心者もマシンピラティスがおすすめできます。

ピラティスで期待できる主な効果

ピラティスで期待できる主な効果は数多くありますが、ここでは3つに絞って紹介します。

<ピラティスで期待できる主な効果>

  • 歪みの改善
  • ストレス軽減
  • ダイエット効果

効果1.歪みの改善

ピラティスを続けることで、徐々に体の歪みを改善できます。
その理由は、ピラティスでは深層部にある筋肉「インナーマッスル」を鍛えられるからです。
体幹の元となる筋肉なので、体の歪みを正しい位置に戻す効果が期待できます。
歪みが改善されると姿勢が良くなり、しなやかで美しいボディラインを手に入れられるでしょう。

効果2.ストレス軽減

ピラティスは「動く瞑想」と言われており、精神的にも良い影響を与えてくれます。
ピラティスの特徴は、激しい動きをともなわず、1つ1つの動きを丁寧におこなうことです。
そのため、自然とマインドフルネスの状態になり、集中力が高まりストレスが軽減されると言われています。

効果3.ダイエット効果

ピラティスを続けることで、ダイエット効果も期待できます。
先に述べたように、ピラティスは激しい動きをともなわないため、消費カロリー自体はさほど多くはありません。
とはいえ、ピラティスを続けることで筋肉量が増えるため、基礎代謝が増えて、痩せやすい体になります。
また、ピラティスによって姿勢が整うと、むくみが解消されるため、その影響でボディラインがスッキリしたと感じられることもあるでしょう。

理学療法士がピラティス資格を取得するメリット

理学療法士とピラティスは、異なる資格ではあるものの、「リハビリ」という目的から考えると似ている点も多いです。

また、理学療法士は国家資格なのに対し、ピラティスは民間資格です。
そのため、ピラティスの資格は比較的取得しやすいのも魅力の1つです。

ここからは、理学療法士がピラティス資格を取得するメリットを解説します。

<理学療法士がピラティス資格を取得するメリット>

  • 就職や転職で有利になる可能性がある
  • 給料アップが期待できる
  • 活躍の幅が広がる

メリット1.就職や転職で有利になる可能性がある

就職や転職で有利になる可能性がある

理学療法士がピラティスの資格を取得することで、就職や転職で有利になる可能性があります。
理学療法士からピラティスインストラクターにキャリアを変える際も、すでに理学療法士として働いてきた経歴があるため、医療系を専門とするフィットネススタジオに就職しやすくなる可能性が高いです。

また、ピラティスの資格を取得しておくことで、予防やコンディショニングの知識もつくため、理学療法士として引き続き働く際も業務の幅を広げられるかもしれません。

メリット2.給料アップが期待できる

2つの資格を持つことで、信頼性が上がり給料面で評価される可能性があります。
また、資格手当が支給される施設であれば、給料アップにつながるでしょう。

メリット3.活躍の幅が広がる

活躍の幅が広がる

ピラティス、理学療法士両方の資格を取得することで、活躍の幅がより広がります。
ピラティスの知識を取り入れつつ、患者さん1人1人に合わせたリハビリプログラムを作る能力も高まるはずです。

ピラティスインストラクターとして働く予定がなかったとしても、理学療法士として働く上でピラティスの知識は大いに役立つでしょう。

ピラティス資格はさまざまな団体が発行している

ピラティスの資格は、さまざまな団体が発行しています。
そのため、ピラティスの資格を取得すると決めたら、まずはどの団体のピラティス資格を取得するか検討する必要があります。

このように、ピラティスの資格が1つではない理由は、ピラティスに流派が存在するからです。
団体によって、強みとする点やアプローチ方法、レッスンの進め方などが異なります。
そのため、自分がどのようなピラティスに興味があるのか、ピラティス資格をどのように生かしていきたいのかをしっかり考え、自分に合った団体を選ぶ必要があるのです。

理学療法士におすすめのピラティス資格

ピラティス資格の中には、理学療法士向けのものもあります。
ここでは、理学療法士向けのピラティス資格を紹介します。

basi pilates

BASI PILATES(バシ ピラティス)

basi pilatesは、世界中にあるピラティス団体の中で最も認知度が高いと言われている資格です。
理学療法士などの医療従事者向けのコースも用意されている点が特徴です。

PHI PILATES

PHI Pilates(ピーエイチアイ ピラティス)

PHI PILATESは、理学療法士の資格を持つカリフォルニア大学教授のもと発足した団体です。
姿勢矯正に重きを置いている特徴があります。

POLESTAR PILATES

Polester Pilates(ポールスター ピラティス)

POLESTAR PILATESも、PHI PILATESと同様に創設者が理学療法士です。
POLESTAR PILATESの資格を取得している人は、医師や理学療法士、看護師などが多く、医療従事者に強い団体だと言えます。

まとめ:理学療法士にとってピラティス資格は相性が良い!キャリアアップや活躍の幅を広げたい人におすすめ

ピラティスと理学療法士は、リハビリという共通のテーマを持っており、似ている要素も多いです。

そのため、全く新しい分野の資格に挑戦するよりも、理学療法士での知識を活かすことができ、資格の取得も容易に感じるでしょう。

理学療法士がピラティス資格を取得することで、より質の高いリハビリを提供できるだけでなく、自分自身の給料アップやキャリアアップにつながる可能性があります。

この機会に、ピラティス資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。


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